校歌と開校の歌

校 歌

作詞 小野 正文    作曲 芥川 也寸志
一、
北の涯 垂氷は消えて
さみどりの 千草萌え出づ
見よ 生命匂ふ 若人の群
この丘に競ひ 自由を謳ふ
ああ そは我等なり
無限の希望 胸に奏でて
大いなる理想を 此処に求めん
二、
陽は臨む 津軽の広野
紅に 果実彩づく
見よ 英知澄める 若人の列
この丘に学び 秩序を愛す
ああ そは我等なり
無言の微笑 頬に湛へて
遙かなる道程 今日も進まん

三、
雪白き 岩木の高嶺
藍染めし 穹は架れり
見よ 意志勁き 若人の影
この丘に集ひ 友情誓ふ
ああ そは我等なり
不断の努力 日々に重ねて
揺るぎなき城砦を 共に築かん
実に美しき名と校舎の
弘前南高等学校

開校の歌

作詞 小野 正文    作曲 伊藤 秀俊
一、
野にのべし 雪はとけつつ
きらやかに 水はかがやく
みちのくに 春はうつつか
しろがねの 岩木根そびゆ
二、
新しき 未来を図る
若きらの 眸は澄めり
険しかる 道続くとも
ほほえみを 常に忘れじ

三、
郁わしき 花とひらきて
われらみな 誇りに生きん
今かざす 清きその名は
弘前南高等学校